パリと東京を拠点に映画音楽からオーケストラ作品、エレクトロニクスミュージックにいたるまで幅広く世界中で活動する音楽家、映画監督。 1997年ヨーロッパで発表されたエレクトロニクスミュージック作品で注目を集め、2000年パリへ活動の拠点を移す。台湾の巨匠ホウ・シャオシャン監督作品『フラワーズ・オブ・シャンハイ』でフランスをはじめとする海外メディアから『新たな映画音楽作家の発見』と評価をうけて以降、ジャ・ジャンクー、ユー・リクワイ等、現代アジアを代表する監督と共同作業を重ね、多くの作品がカンヌ国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭などに招待されている。
2007年、スイスに半年間滞在して初のオーケストラ曲「Wake(2007)」を作曲/初演。2009年にはアジア最高峰の映画賞であるAsian Film Award にて最優秀コンポーザーにノミネートされた。その繊細かつ豊潤な音楽は、熱狂的な信者を獲得しつつも常に変貌を遂げ、『僕の音楽は人間の根源的な苦しみと喜びへの普遍的な讃歌なんだ』と本人が語るサウンドは、常に斬新な感動を聴く者に与え続けている。
2015年 ジャ・ジャンクー監督作品『Mountain May Depart』、NHK戦後70年大型企画『日本人は何をめざしてきたのか 未来の選択』メインテーマを担当。
2016年には初の劇場公開映画『雨にゆれる女』(青木崇高、大野いと主演、製作:Office Shirou’s)が東京国際映画祭に招待された。
念願であったオリジナル脚本による台湾・日本合作映画『PARADISE NEXT 亡命之途』(主演:妻夫木聡、豊川悦司)が2019年に公開が決定している。